肌馴染みよく、
クリーミーなアフリカ産天然バター
南部アフリカに自生するトリチリアエメチカというセンダン科マホガニー属の樹木の種子をコールドプレスした天然バターです。
種子脂には保湿効果と抗炎症効果があることから、伝統的にフェイスケアやヘアケアに使われてきました。また、その治癒効果からリウマチや捻挫などの患部にも塗布されてきました。
- INCI 名:
- Trichilia Emetica Seed Butter
- 全成分表示名称:
- トリチリアエメチカ種子脂
- 原産地:
- ジンバブエ
- 抽出方法:
- コールドプレス(低温圧搾)
- ヨウ素価:
- 60 ‒ 80
- 入り目:
- 1Kg, 5Kg, 25Kg
- 比重:
- 0.900 - 0.910 (g/ ㎤ )
特徴・効能
常温で半固形のクリーム状のバターで、シアバターに似た質感があります。
クリーミーな質感がありながらも、肌に乗せるとスッと溶けて、素早く馴染みます。
肌表面を保護しながらも、ベタつきがなく気持ちよく使えることが特徴です。
バターにはトリチリン A などのリモノイドが含まれ、フリーラジカル消去能力が高く、抗酸化作用が期待できます。さらに、リモノイドの効能により抗菌・抗炎症作用も期待できます。
証拠データ① 保湿・肌の保護作用
マフラバターには、保湿効果のあるオレイン酸と、エモリエント効果のあるパルミチン酸が主な脂肪酸として含まれる。特にパルミチン酸には、肌を柔らかくなめらかに保ちながら保護する働きがあると報告されている。オレイン酸 40-55%、パルミチン酸 30-40% のマフラバターには、独特なテクスチャーを保ちながら、肌のハリ弾力を高める効果が期待できる。
出典:(マフラバター)E. York, G. Darko, Extraction and Characterization of Oils from Trichilia Emetica Seed,ResearchGate, June 2013 (シアバター ) 熱帯農業研究 7(10:27-29, 2014)
証拠データ② 抗酸化作用
ミカン科とセンダン科の植物に含まれるトリテルペン誘導体の一群であるリモノイドは柑橘類の苦味の原因物質の一つで、フリーラジカルを消去し、活性酸素を抑制する働きがある。リノール酸メチルの自動酸化におけるトリチリアエメチカの抗酸化作用を検証した結果、得られた IC50 値は 0.013 および 0.12 mg/mg と低く、その抽出物による過酸化脂質を抑制する働きが示唆された。
出典:B. Komane, E. Olivier, A. Viljoen, Trichilia emética (Meliaceae)‒ A review of traditional uses, biological activities and phytochemistry, Phytochemistry Letters ·4 (2011) 1-9
トレーサビリティ~生産者について~
生産会社は 2016 年よりジンバブエを拠点として、アフリカの植物原料による天然オイルやエキスを生産する会社です。農村部の零細農家や女性組合とコラボレーションし、持続可能で尊厳ある調達をモットーに、野生植物の収穫と加工を行なっています。現在は、首都にある製造工場を拠点として、国内 23 の地域で原料となる野生植物の買い付けを行っています。また、Union for Ethical Biotrade (UEBT) のメンバーとして、現地の自然環境保護や植物多様性、そして住民の生計向上に貢献する調達基準を遵守しています。
製品用途
●クレンジングバーム
●クリーム
●セラム
●ヘアケア
●化粧水 など