ヤロウ

皮脂調整作用・育毛作用が特徴的。抗炎症作用のカマズレン豊富な青い精油。

ヨーロッパ原産であるが、アジア、北米などでも栽培される。古典英語ではヤロウは癒やしを意味し、古くから世界中各地で使われ、古代ギリシアでは戦士が傷の治療に使ったとされ、止血効果がある。またアメリカの先住民はかゆみ止めとしても使った。

南アフリカでは、12月から3月にかけて白色の花が咲く。花が満開の際に収穫し、精油を抽出する。蒸留することによって、抗炎症作用を含むカマズレンが放出され、鮮やかな青色となる。その免疫作用や抗炎症作用から、皮膚への傷だけでなく、循環器系の調子を整える効果がある。

wild basil

ヤロウ

▶︎基本データ

INCI名
Achillea Millefolium Flower Oil
化粧品表示名称
セイヨウノコギリソウ花油
生産国
南アフリカ
抽出方法
水蒸気蒸留法
抽出部位
認証
ECOCERT, USDA ORGANIC
香り
苦みと甘さがあるハーブ調の香り
アンジェリカ、シダーウッド、カモミール、クラリセージ、フランキンセンスと好相性。

▶植物分類と精油の主成分

種名
Achillea Millefolium / セイヨウノコギリソウ
通称
Yarrow
キク科
ノコギリソウ属
主な成分
chamazulene
α pinene
β pinene
β caryphyllene

▶︎特徴・効能

青の有効成分「カマズレン」が豊富
抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用があり、※1,2 炎症を起こした傷、やけど傷、かゆみ、かぶれに効く。また、風邪や花粉症などのアレルギー諸症状の緩和、偏頭痛などに効果がある。

皮脂調整作用、育毛作用
天然の収斂作用があり、皮膚や頭皮の余分な皮脂や蓄積物を取り除く手助けをし、毛穴を引き締める。よって、ニキビに対する進行抑制の効果がある。※3 毛根をよりしっかりとつかみ、抜け毛を遅らせたり、最終的に予防するのに役立つ。加えて、本精油に含まれる豊富なリナロールと1,8-シネオールが頭皮に深く浸透し、毛根から髪に栄養を与え、より長く健康な髪を保つ働きをする。※4

注意事項:妊娠中は使用しないこと。てんかん作用がある場合は使用しない。キク科特有のアレルギー反応があり得るので注意すること。

出典:
※1 Sara Naebi “ Investigation of chemical components and antibacterial activity of yarrow (Achillea wilhelmsii) extract “ (2020)
※2 JOURNAL OF NATURAL REMEDIES Vol. 2/2 (2002) 164 – 167 A. A. Hemmati*, A. Arzi, M. Amin ”Effect of Achillea millefolium extract in wound healing of rabbit”

※3 Bela Peethambaran “Anti-inflammatory and Anti-microbial Properties of Achillea millefolium in Acne Treatment”(2018)
※4 Erkin Pekmezci, Cihat Dündar, Murat Türkoğlu ”A proprietary herbal extract against hair loss in androgenetic alopecia  and telogen effluvium: a placebo-controlled, single-blind, clinical-instrumental study ”(2018)